竹ノ塚の改札を右に出て、階段を下りると
そこは団地の街だった。
駅前ロータリーは、団地に囲まれている。
店舗はみんな、団地の1階部分にあるというような印象だ。
ロータリーを右に出て進むと、竹ノ塚第2団地。
駅前に続いて公団の大きな団地がどっかり腰をおろしている。
道は直線で、碁盤の目のようにきれいに並んでいる。
車の通りは全くない。
とても静かな住宅街だ。
目印になるような建物がないので、信号を目印に進む。
栗六公園前六月三とゆー信号を左。
そこから、道が二股に分かれる手前の道を左に入ると
炎天寺の看板が見える。
看板を掲げている住職さんの住居と思われる建物は
ごくごく普通の家だし、
門の向かいは小ぶりのフツーのアパート。
しかし、門の横に掲げてある看板は、
住宅街の真っ只中にこじんまりと存在する寺にふさわしくない
ピカピカのステンレス製だよ
う~む・・・。浮いている。
眉間にシワが寄り、
細目になった私の視界に飛び込んできた物体。
それが【福蛙】だった。
門から一直線に伸びた道の終点に社があり、
その前に賽銭箱。
その賽銭箱の横に、白い巨大なカエルの石像。
体長約1メートル。
こんなに大きなカエルの石像、今まで見たことないよ。
しかも、正面から見た姿は、フロッグスタイルのようで
すげぇーかわいいのなんのって、あーた!
このかわいさが写真で伝わってるか?おーい!?
しかも、しかもですよ。センセイ。
『なでると福がくる』
とか書いてあるぢゃあ~りませんか。
「なでくりまわしても、イイんですね?」
「なでくりまわして、イイんですっ!」
ひとり加平慈英になりきれば、
興奮は最高潮!になってもイイんですっ!!
まずは、頭をなでなで・・・。
(はうううぅ~。すべすべしてて気持ちイイぃぃ~ん)
遠くからは見えなかったが、そのすべすべとした背中には
子カエルを背負っているではないの。
もちろん、子カエルもなでなで。
(はうううぅぅぅ~ん・・・うっとり・・・)
最後にはカエルにしがみつく始末。
ネコにまたたび、タマヲにカエル。
この【福蛙】は、タマヲの
ベスト・オブ・カエルに決定されたのだった。
ところで、炎天寺のカエルと言えば、
本来は【やせカエルの像】だったりするワケで。
小林一茶の有名な俳句
【やせ蛙 まけるな一茶 ここにあり】
は、この炎天寺で詠まれたと言われているのであーる。
なので、境内には小林一茶の像が置かれており、
その隣の池の真中に、やせ蛙が相撲を取っている図の
像があるのだよ。
ホントはこっちを見に来たハズなんだがねぇ。
紹介された子より、
付き添いで現れた女の子に惚れちゃった。みたいな。
そんな感じ。
恋って、そんなモノなのよね。
住 所■東京都足立区六月3-13-20
交 通■東武伊勢崎線「竹ノ塚」駅東口より徒歩15分
訪問日■2005/04/30
※HP「東京ケロリン村」の記事をブログに移動させている為、記事をUPした日付と訪問日がかなり異なります。
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